まったくなにも全然ひとつも,準備をしない出迎えた2000年は,どんなだったろうか。歴史の針は戻せないが,もしその時を迎えることができたら,いろいろ楽しいこともあったろうに,って云うのは不謹慎かな。
相次いで問題なしの報告がなされる中,目に付くトラブルは,気象庁端末で「00」を「100」と表示(記事),北陸・志賀原発で監視システムで異常(記事),女川原発でデータ収集用コンピューターが一時的に異常(記事),岐阜県5町村のMS-DOS OSの業務システムに異常(記事),外務省のメール・システムに障害(記事),東芝が「Libretto ff 1100V」用のトラブル修正モジュールを配付(記事)。
結局,水が出なくなることも,電気が止まることも,飛行機が止まることも,パソコンが爆発することも,なにもなく終わった感じの2000年問題(過去記事)。これから日常の業務が始まってからなにかが起こるという話もあるが,生きるのに困るほどのことは起きないだろう。わかっちゃいたけど,寂しいような,物足りないような…。
米国では,2000年問題に巨額の費用をかけ,年越しに多くの社員を出勤させたりなんかりしたことが,正しかったのかと論議が起こっているようで…。あそこまで準備をし,いろいろと心配や不安に悩まされたのに,ほんの些細なトラブルで終わってしまった…,と云う感じらしい。かえって,あまり対策に積極的でなかったイタリアなどの国がもてはやされたりなんかりして…。なんの対策もせずに,迎える2000年を見てみたかったものですな(^_^;)。
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